2015/12/07

タイ人にもらった薬を飲んで死にかけた話

ここ最近は週一ペースでタイマッサージに通っています。
日本に比べると格安でマッサージを受けられるのはタイに住むメリットのひとつ。整体通いをしていた自分には恵まれた環境です。
先日、マッサージが終わったあとにおばちゃんからある薬をもらいました。

もらった薬は銀紙のようなパッケージに入ったタブレットタイプ。どうやら筋肉の痛みをとる薬らしい。さすがに怪しいのでその場で飲むことはせずに帰宅。

ググってみるとNORGESIC (ノジシック)という筋弛緩剤であることが判明。タイでは一般的に飲まれている薬らしく、特に老人が愛用しているとのこと。年寄りが飲むくらいだから身体への影響(効き目も含め)が少ないと判断し、症状がひどい時だけ飲み始めてみました。
効き目はというと、実感ゼロ。まあこんなものかと思いつつ2ヶ月ほど経過。

ついに身体に異変が


みぞおち辺りがキリキリと痛みはじめてきた。。しかも水を飲むとその痛みはひどくなり、ついには食事をすることが困難な状態に。たまたま特に忙しい時期であったため、胃潰瘍を疑っていました。
というのも、この時すでに例の薬を飲まなくなってから2ヶ月以上も経過していたので、さすがに副作用はないだろうと。

胃潰瘍に違いない・・うわーーーと落ち込みながら病院へ。

病院へ到着


診察がはじまり様々な検査を受けるも、ドクターは原因がわからないとうなだれる始末。

まじでこんな感じだった
水すらも飲めないくらいに痛みがひどくなっていたため、入院して点滴生活を送るかなどの話がはじまり少々焦る。原因不明のまま入院=退院の目処が立たない。それじゃ仕事やばいって!などと日本人らしい思考でグルグルといろんなことを考えてました。

そのとき通訳さんから衝撃の一言が。

「筋弛緩剤飲んでませんか?」

「!」

はい、ばっちり飲んでます。5回以上服用してます!
テンションあがるドクター。矢継ぎ早にこの原因を説明してくれました。
まあ、こんな感じだった

で、原因は?


筋弛緩剤は胃への負担が強すぎるため、必ず胃薬といっしょに服用しなければならないそうです。胃が荒れるだけで済めばいいほうで、胃酸が異常に分泌され正常な量に戻らなくなったりすることも。

ということで、なんとか入院することもなく飲み薬だけで完治できました。知らない薬を飲むって危険だよね、という当たり前のことを身をもって学びました。
それにしても、あの薬を胃薬なしで飲みまくってるタイの老人は丈夫というか元気だなぁ。